-北大生が海外で活躍するまで-

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【留学中の就活で50社全敗して学んだこと -海外インターン獲得方法-】

  

ども、現役北大生のとびです^^

今回は、学部3-4年の頃にフィンランドで行った就活での敗因、どうすれば留学後にインターンが獲得できたのかを共有します。留学後、大学に復帰するまで数ヶ月ある方、ぜひ現地でのインターン獲得のヒントにしてください。

※USの場合、(交換留学生の)F-1ビザでのインターンは不法労働のため、他の地域、特にヨーロッパに留学する方は参考にして下さい。

 

そもそも現地で就活した理由

 → 自分の価値観や強みが海外で活かせるかどうか検証したかった

私は中学の部活で成果主義に強く憧れるようになった出来事がありました。そのため、成果がフェアに評価される(と当時考えていた)海外で働いて、その環境が自分の肌に合うかどうか検証したいと思ったため、留学して就活することを決意し、肌に合えばそのまま就職するつもりでした。

 

ヨーロッパの大学は、夏休みが3~5ヶ月と長いです。そのため、現地の学生は、その期間にSummer jobという有給インターン(月20万~60万程度)を行います。そこで、私も有給に焦点を絞り、就活を行いました。

(ヨーロッパの場合、学生ビザでも夏休み期間中は、就労時間上限が緩和されるため十分に働けます※2013年6月時点)

50社以上受けて全敗した3つ要因

  1. 現地の戦い方(ルール)を知らなかった
  2. 実践スキル(+英語力)が不十分
  3. (応募職と類似する)職歴がない

1.

海外では日本以上にコネ社会です。インターン採用を行うとき、まず社員の推薦枠で選考を行い、枠が余った場合にウェブ等からの応募者の選考を行います。つまり、授業・イベント・友達の紹介などで※社員と知り合いになり推薦枠で選考を行うのが現地学生の戦い方です。30社程書類選考で切られて途方に暮れていたところ、現地の就活王と出会い教えてもらいました。


NOKIA・NSN(Nokia Solutions and Networks)・KONEなど現地企業の社員の方々に確認(2013年当時)

ちなみに、ビジネス職の場合は、企業がスポンサーするケーススタディやビジコンのある授業で結果を出して引き抜きパターンもあります。

2.

「海外大学の学生は理論と実践を学んでいる」日本の大学だと授業は理論で終わり、実務レベルでの開発は行われない場合が殆どではないでしょうか。


北大で真面目に勉強した私は、コーディングのスクリーニング試験は突破できても、チームでの開発経験とその中での役割といった質問には応えることができませんでした。また、インタビューの質問は、何ができるのか?君を雇ったら我々はどう得するのか?など現時点での実力を測る問が多いです。学生時代頑張ったことは?などはそもそも聞かれません。

 

本当は、ビジネス職にも挑戦したかったのですが、仕事に支障のない完璧な英語力 + 現地の母国語が必要のため、エンジニアに絞って就活をしていました。

3.

過去にインターン実績がない学生は基本書類選考で通ることはないです。それでは大学1年生の頃はどうするのか?というと、現地大学が無給Summer jobの紹介を行っているため(私の留学先では交換留学生は対象外)、低学年時はまず無給で実績をつけて、翌年からSummer jobに挑戦することになります。

 

私の場合、コネクションを作り始めるのが遅く、社員のOKが出たNSNでは、インターンを雇う資金申請期間が過ぎていたため、見送りとなってしまいました。 

 

まとめ

1. 現地の社会人となんとかして知り合いになり、2. 英語力を磨き、3. 日本でインターンをして職歴をつけてから、挑戦すれば勝機が見えるはずです。

現地の社会人と知り合いになる方法は、①Linkedinで気になる企業の人を探して、会う②Meetupで探す③身の回りの人からの紹介④授業で良い成績を取って教授からの紹介⑤リクルートイベント・逆求人など他にも沢山あります。

 
日本人で絞らず、現地の人に自分を売り込みましょう。会う時には、自分の名刺英文履歴書も持って行くとより良いです。

留学後に少しでもインターンできる方が増えますように!!

 

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※現地日系企業は無給の場合が多く、いくつか無給インターンの話はもらいましたが全てお断りしました。自分を安売りしないように。

 ※写真は面接した時に取ったNOKIAのオフィス